BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

以前よりこちらのブログで発行回数や仕様についてご紹介してまいりました。

紙媒体で医療広報誌を発行する場合、チラシ・折りパンフレット・冊子のどれかになるのが一般的です。

そこで今回はそれぞれの特長についてご紹介したいと思います。

 

発行目的とターゲットに合わせて選びましょう

患者さん向けとして待合の時間に読んでもらうためなのか、営業ツールとして持ち運びの便利さを重視されたいのか、または院内の掲示板に貼って利用者さまに告知をされたいのかなど、どのように医療広報誌を活用したいのかによって、適切な仕様を選ぶ必要があります。

 

 

チラシタイプの場合

A4サイズに両面印刷されたものが一般的です。

表面と裏面それぞれを掲示板に貼ることも可能です。チラシタイプはかさばらないため持ち運びに便利。営業ツールとして活用されている事例もあります。

読み手にとっては内容が絞られているため気軽に目を通すことができるという特徴も。

トピックが多い場合は厳選する必要があるため、タイトル周りの文字を大きく目立つようにするなどメリハリをつけてレイアウトするのがおすすめです。

1ページしかないため折れやすいのがチラシタイプのデメリットです。保存には不向きであることを認識しておきましょう。

 

 

折りパンフレットタイプの場合

A3サイズを二つに折ったタイプが一般的です。チラシよりも厚みが増します。

ページ数は4ページ分になるため、お知らせなどの事務的な内容に加えて、薬剤師や栄養士のコラムなども掲載している事例も見受けられます。

また4ページだと掲載したい内容が入りきらないという場合は「巻き三つ折り」といわれる加工も検討すると良いでしょう。

身近なところでは旅行案内や飲食店のメニューなどで目にされたことがあるかもしれませんが、A4サイズの6ページ分を掲載することができます。

 

 

冊子タイプの場合

8ページ以上になる場合は冊子タイプが適しています。

冊子の中央をホチキスで止める「中綴じ」と背の部分をのり付けする「無線綴じ」の2種類がスタンダードです。

チラシや折りパンフレットと比較するとページ数が多いため、インタビュー記事や図表を用いた誌面構成など、企画もレイアウトも幅が広がるのが最大のメリットです。

ページ数が増えるほど、どこにどのような内容が掲載されているのかを見付けにくくなるため、

特集は前半のページにする、最後のページをお知らせコーナーの定位置にするなど、ページ構成にも配慮するようにしてください。

表紙に目次を入れるのもおすすめです。

 

リニューアル号や記念号など特殊なケースはいつもと違う仕様にすることで、訴求力を高めることができます。

仕様を毎号変えると、定期刊行物としての統一感がなくなってしまいますが、適宜見直しを行うのは必要なこと。発行目的やターゲットに合わせた医療広報誌を目指していきましょう。