BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

専門的な記事が続く病院広報誌は、誌面が堅い印象になりがちです。読者が「読んでみたい」と思える誌面にするために、気軽に楽しめる「箸休め企画」を取り入れてみませんか。ただ「箸休め」だからといって、暇つぶし的な内容で終わらせてしまうのは誌面の無駄使いです。外来の待ち時間や入院中のひととき、帰宅後など、患者さんが広報誌を手に取る場面を想像し「楽しめて、少し役に立つ」内容にすることで価値のあるページになります。

今回は病院広報誌におすすめの3種類の企画をご紹介します。

 

 

①脳トレになる企画

高齢の読者が多い病院広報誌は、クイズなどの頭を使う企画が好相性。例えば「嚥下(えんげ)」「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」「浮腫(むくみ)」は医療の現場でよく耳にする言葉ですが、漢字で書くと意外と読めないものです。クイズ形式で読み方を出題し、解答とともに言葉の解説を加えることで、医療用語に親しみを持つことができ、健康や病気への理解につながります。二字熟語や四字熟語の穴埋めクイズで「三寒四温」や「春風駘蕩」など、広報誌の発行時期に合わせた言葉を出題すると、季節を感じながら脳トレにもなるのでおすすめです。

また、医療を身近に感じてもらう医療機器クイズでは、写真に写った機器の一部を見て、何の道具かを当ててもらいます。聴診器の先端部分やリハビリ機器、検査機器など、普段はあまり意識しない医療機器を取り上げることで、新しい発見にもつながります。

 

 

②健康につながる企画

忙しくストレスの多い医師は、日頃どのように心身を整えているのでしょうか。医師のリアルなセルフケアを紹介する企画は、自分自身で体を整える大切さを伝えると同時に、医師への親近感も高まります。

他にも、自身の体調を振り返るセルフチェックもおすすめです。健康に関する質問にチェック形式で答える企画で「階段で息切れする」「最近食欲が落ちた」「よくつまずく」など、日常の中で感じやすい変化を挙げ「いくつか当てはまる場合は医師に相談してみましょう」といった形で紹介し、早めの受診を促します。

 

 

③通院の楽しみができる企画

診察や体調不良への不安があるなかでの通院は、億劫に感じてしまうものです。そんな患者さんが少しでも前向きな気持ちになれるよう、病院周辺の店舗やスポットを取り上げてみませんか。「これを買って帰ろう」「受診のあとに、おいしいランチを食べよう」など、ちょっとした楽しみがあれば通院への不安や緊張が和らぐかもしれません。職員のおすすめのお店や立ち寄りスポットを紹介してもいいですね。

病院広報誌は、外来の待合室で読まれるだけでなく、家に持ち帰って読まれることも少なくありません。付き添いのご家族にとっても、通院の時間を前向きに過ごすきっかけになります。

 

 

医療情報をしっかりと伝えながらも、気軽に楽しめる「箸休め企画」を取り入れることで、病院広報誌はぐっと親しみやすいものになります。ぜひ参考にしてください。