BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院広報誌を制作していて、「少しページが余ってしまった…何かスペースを埋めるネタが欲しい」ということはありませんか。

そんなとき、季節に関連する病気予防のコラムを掲載することで、読者にためになる情報を伝えることができます。

今回はいま話題となっている医療・健康に関するキーワードをご紹介します。

 

 

・METs

 

METsとは、運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したものです。

1〜2METs 「ゆっくり歩く」ような低強度の運動

3〜5METs 「早足で歩く」ような中強度の運動

6METs以上 「ランニング」などの高強度の運動

とされています。

 

<このキーワードを活用してみよう>

・目指せ! 1週間で10METs・時!

「厚生労働省は、65歳以上の方は1週間で10METs・時を基準としています。『掃除機をかける』は3.3METs、『ほどほどの労力で洗車する』は3.5METsで、これらは『軽い筋トレをすること』に相当します。

わざわざトレーニングウェアに着替えて、ランニングに出かけたりジムに通ったりしなくても、日常生活の中で身体を動かそうと意識することで軽い運動ができます」

 

 

 

・コロナフレイル

 

フレイルとは加齢によって筋力が衰え、疲れやすくなり、健康な状態から要介護状態へ移行する中間の状態を指します。

「コロナフレイル」とは、コロナ禍で家に閉じこもるようになり、運動不足や人との会話が減るなどの生活習慣の変化から身体や認知機能に悪影響を及ぼすことを言います。

 

<このキーワードを活用してみよう>

・コロナ禍だからこそフレイルに気を付けよう!

「おうち時間が長くなり、身体を動かすことが減っていませんか。また会話が減って気分が落ち込んでいませんか。日常生活の中でもできるだけ階段を使うなどしてこまめに身体を動かしたり、オンラインによる通話でコミュニケーションを取り、認知機能が落ちないように心掛けたりして、コロナフレイルを予防しましょう」

 

 

・マスク熱中症

 

熱い時期にマスクを着けて過ごしていると、皮膚からの熱が逃げにくくなり、気づかないうちに脱水状態になりやすい傾向にあります。マスク着用による熱中症に注意することが必要です。

 

<このキーワードを活用してみよう>

・感染対策と並行して熱中症を予防しよう!

「コロナ禍のいま、気温が上がっている現在でもマスクを着けて外出しているかと思います。マスク着用による熱中症を予防するために、厚生労働省は屋外で人と2メートル以上離れているときはマスクを外すよう推奨しています。またマスク着用時は脱水状態になりやすいため、のどが渇いていなくても、こまめな水分補給を心掛けましょう」

 

 

いかがでしょうか。

このキーワードを参考に、広報誌の読者に向けたお役立ち情報を掲載して、読みたいと思ってもらえる誌面を目指しましょう。