BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

2014年に成立した医療介護総合確保推進法によって地域医療構想が制度化され、ますます地域の医療機関やクリニックに自分の病院での取り組みを知ってもらうことが重要となってきています。

そこで、地域の医療機関やクリニックを対象とした「地域医療連携誌」を作成、配布してみてはいかがでしょうか。

「でも、どんな内容を書いたらいいんだろう?」という方に向けて、掲載コンテンツの一例をご紹介いたします。

 

■基本的なコンテンツ例

・院長挨拶

・各診療科の紹介

・各診療科の活動報告、研究発表

・新しい医療機器導入の案内

・外来受付のご案内(初めての診察に紹介状が必要な診療科・紹介状をお持ちでなくても診察可能な診療科)

・診察一覧表(月~金 診療科ごとにどの先生が当たるのかを表で)

・アンケート結果報告

・連携先のクリニックの紹介

・お知らせ

・編集後記

 

そのほか、新たに入職したドクターや異動されたドクターがいれば、随時紹介していきましょう。

 

■応用編 お楽しみコンテンツ

基本的なコンテンツのほかに、箸休め的なお楽しみコンテンツがあると、多々ある医療連携誌の中から「お、これはおもしろそう」と目を惹き、読まれるきっかけとなります。

 

例)

・エコークイズ(エコー画像と、患者の既往歴を掲載。この情報から患者はどんな病気の可能性があるのか当てるクイズ)

・連載コラム(医療系のドラマ・映画・小説などの紹介、名物医師の紹介などをリレー形式で連載)

・時事ネタ(季節によって起こりやすい病気への対応など)

 

■配布の仕方にもひと工夫

配布の頻度は多ければ多いほど連携先にも認知してもらう効果が高くなると思いますが、普段の業務の負担にならない程度に行っていきましょう。まずは年4回の季刊から、余裕があれば増やしていくとよいでしょう。

 

また、完成したら送りっぱなしではなく、配布先に訪問する用事があれば、その際にひとこと添えて手渡しすると読まれる確率が上がるでしょう。

送り方も、医療連携誌だけを送付するのではなく、必ず開封するであろう書類に同封することで、目に触れる可能性も高くなりますし、送料も軽減することができます。

 

 

いかがでしょうか。

地域医療連携誌で、貴院の取り組みや考え方を伝え、円滑できめ細かな連携体制の構築を目指していきましょう!