病院広報誌を定期的に発行しているけれど、
どのくらい読まれているのか、掲載したお知らせがきちんと伝わっているのかなど、読者の反応が気になるご担当者さまも多いのではないでしょうか。
アンケートの実施は読者の思いをつかみ、ご担当者の皆さまと読者をつなぐきっかけになりますので、
定期的な実施が推奨されます。
アンケート作成のコツ
読者に伺いたいことが多いからといって、あれもこれもアンケートに盛り込むのはNGです。
最初の項目から記述式だと「このアンケート面倒かも…」と読者にネガティブな印象を与えてしまいますから、
序盤は「はい・いいえ」で答えられる質問を盛り込むと良いでしょう。
またアンケートの所要時間が分かると、回答者の心理的負担も減らせます。
アンケートは定番の質問と実施時期に合わせた質問とを盛り込んだ内容にするのがお勧めです。
フォーマットも最初にしっかり決めておくと、
その後のアンケート実施時に質問項目を手直しする作業だけで済みますし、結果の比較もしやすくなります。
質問事項にも一工夫を
「好きなコーナーは何ですか?」「おもしろかった企画は何ですか?」という質問項目は定番としてよく見掛けるものですが、
「広報誌のテーマ(企画)がきっかけで、意識の変化や行動に移したことはありますか?」「どのような意識の変化があったのか、どのような行動に移したのかも教えてください。」
と少し踏み込んだ質問項目を立てると、読者の反応や企画の浸透度を感じ取るきっかけになるため、次の企画につなげやすくなります。
また「読むのにどのくらいの時間が掛かりますか?」という質問を立てることで、文字量や文字のサイズが適切なのかを知るきっかけになります。
企画内容が適切か、発行目的を達成できているのかが気になるところですが、読みやすい誌面になっているのかをアンケートを通じて把握することも大切です。
アンケートの配布方法
病院広報誌にアンケート用紙をはさみこむ方法以外にも、
誌面上にQRコードを掲載して病院ホームページと連動させるケースも見られます。
他にも誌面にミシン目を入れて切り取れる仕様にすることもできます。
アンケートの別刷り、はさみこみをする場合は、印刷スケジュールが長くなる可能性もありますので、事前に確認して納期に間に合うようにしましょう。
アンケートを実施することだけに満足せず、ぜひ寄せられた意見を誌面に反映していきましょう。
自分の言った意見が反映されていると読者に感じてもらえることで、より病院広報誌に親近感を持っていただくきっかけになるはずです。