皆さまの病院広報誌では、どのような写真を掲載されているでしょうか。
患者さんに知っていただきたい大切なお知らせが掲載されていたとしても、読まれなければ知っていただく確率が下がってしまいます。
人物の写真はアイキャッチ効果も高いので、デザインのポイントになります。
そこで今回は、人物撮影時におけるポーズの工夫についてご紹介したいと思います。
写真を撮るといわれても…撮影される側は困ってしまいます。
病院広報誌で、医師や看護師など働くスタッフを撮影する機会も多いのではないでしょうか?
そこで、こんなやり取りをしたことはありませんか?
ご担当者「はーい!写真を撮りますよ!」
対象者「……どんなポーズをとったらいいですか?」
撮影される側はどんなポーズをとったらいいか困惑してしまうものです。
ポーズを指定せずにそのまま撮影を続けてしまうと、なんだかパッとしない棒立ちの写真となってしまいます。
こんなことを避けるためにも、事前にとってもらいたいポーズを想定しておくのがおすすめです。
「こんなポーズをとってもらえますか?」とコミュニケーションを取るうちに撮影される側もリラックスできますし、自然な笑顔が引き出せるものです。
定番のポーズにチャレンジしてみましょう
病院広報誌で取り入れやすいポーズの代表が「手かざし」と「指さし」です。
例えば治療方法や症例の紹介、新しい医療機器の紹介は専門用語も多くなりやすく、
丁寧に説明しようとすると文章も多くなる傾向に…。
なんといっても文字だらけの誌面は固い印象になってしまいます。
そんなときは医師や看護師などスタッフの皆さんの「手かざし」ポージングが効果を発揮します。
誌面も柔らかい温かみのある印象になります。
患者さん向けの企画で人気の高い「料理レシピ」紹介も、
食材の写真やイラストに加えてスタッフの方々を掲載することで親近感がわく誌面に近づきます。
また、口に手を当てて叫んでいるようなポーズは、
より注目したいトッピクスで掲載すると効果的です。インパクトもあるので目を引きます。
工夫次第で誌面の印象が変わります
よく使われる撮影手法をピックアップしてみました。
場所も室内に限らず、天気のいい日は屋外やエントランスなど場所を変えてみるのも一案です。
ぜひいろいろ試してみてくださいね。
椅子に座ってもらう
いざ人物撮影となると、意味もなく立って撮影していませんか?
椅子に座っていただくことでリラックスでき、より自然な表情が撮りやすくなります。さらに足を組んでもらったり肘かけを活用していくとさまざまなポーズが引き出せます。
院長をはじめとするトップメッセージを掲載するときにもよく活用されます。
壁に寄り掛かってもらう
壁にもたれることで体の重心が変わり、いつもと表情が違う写真が撮影できます。
ただし、もたれすぎるとだらしない印象を受けることもありますので、調整して行うようにしましょう。
いつも何となく撮影していた…というご担当者様はぜひ参考にしてみてください。
ちょっとした工夫の積み重ねが、よりよい病院広報誌に近づく第一歩です。