BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院が発行する広報物にはさまざまな種類があります。

広く知られているのは患者さま向けに発行する広報誌ですが、

近年「地域医療連携」に着目した広報誌も病院をアピールするツールとして活用されるケースが増えています。

 

地域医療連携広報誌とは?

地域医療連携に携わっておられる皆さまは、近隣地域のクリニックや医療機関との信頼関係を築くために業務に取り組まれていることと思います。

対面や電話でのコミュニケーションに加えて、病院案内や広報誌といった紙媒体を活用しない手はありません。

口頭で伝わる内容と広報誌に記載されている文字情報、

二つの違うアプローチで貴院のアピールポイントを伝えると、より高い効果が得られることでしょう。

ターゲットが地域のクリニック・医療機関であるため、患者さま向けとは切り口を変えて情報提供するように心掛けましょう。

 

患者さん向け病院広報誌との違いは?

地域医療連携広報誌の定番企画に「診療科のご紹介」があります。

記事を制作する際のポイントは、

患者さまが必要な情報と地域の医療機関の皆さまが必要としている情報の違いを意識しながら誌面の構成を立てると良いでしょう。

地域のクリニックや医療機関ではカバレッジできない患者さまをご紹介いただくのですから、

専門医の在籍情報や具体的な治療方法を記載すると、医療機関の皆さまへの説得力も増します。

患者さま向けの広報誌とは違って、専門的な用語で症例を解説する記事も効果的です。

症例数や治療実績といった数字の記載も訴求力を高めるポイントになるので、ぜひ意識して誌面を制作するようにしてください。

 

また「新任医師のご紹介」をする場合も自己紹介文やお顔写真だけではなく、

プラスアルファの情報を誌面に盛り込むように心掛けてみましょう。

例えば専門分野や資格などを記載してあると

「消化器内科の先生が着任したから、大腸ポリープの内視鏡治療の分野が強みになった」

というように、具体的な内容で貴院のアピールを展開することが可能となります。

 

 

地域医療連携に携わる皆さまは、患者さまと地域の医療機関をつなぐパイプ役として重要な役割を担っておられます。

紹介患者さまの予約方法のお知らせや外来担当医師表の記載だけにとどまっているようでしたら、

ぜひ掲載内容について見直してみることをお勧めします。

新たなつながりを生み出す可能性を秘めた媒体が地域医療連携広報誌であることを、

ぜひ再認識いただければと思います。