医療広報誌内で手書き文字を活用したことはありますか?
実は手書き文字が誌面にあると、違った印象を読者に与えることができます。
今回は誌面に手書き文字を取り入れるとどのような効果があるのかをご紹介したいと思います。
手書き文字の効果とは?
患者さまや地域の皆さまを対象としている広報誌でしたら、
手書き文字を誌面で活用することで、つながりや親しみやすさ、温かさといったイメージを与えることができます。
活字ばかりの誌面は読み手の捉え方にとっては、事務的であったり冷たいという印象を与えることも。
誌面のワンポイントとして手書き文字を入れることは、活字にはない温度感を伝えることができるのです。
事例1 院内報タイトルデザインで手書き文字を活用する
社内報の“顔”でもあるタイトル部分で手書き文字を活用することもできます。
職員を対象とした院内報の場合、
タイトル部分を院長直筆の手書き文字を使用すれば「院長直筆=院長が院内報に協力的・重視している」ことが間接的に伝えられます。
院長自らが院内報に携わっているということを職員に知ってもらうことで、
働く皆さんの士気を高める効果もあります。
事例2 職員紹介で、名前を手書きにする
職員向けの院内報では、そこではたらく皆さまのお仕事について紹介する記事をよく見かけます。
可愛らしい丸字の人もいれば、とめはねをしっかり書く人。
字は人によって違いがあるため、個性を表します。
インタビュー記事の名前欄に、本人に手書きで書いてもらえば「名前」という情報にプラスしてその人となりを伝えることができます。
事例3 手書きフリップによる質問回答を取り入れる
できれば多くの職員に登場してほしい院内報。
趣味や好きなもの、今年の目標など、院内報のご担当者からのお題を複数の職員に回答していただくような企画をひと工夫をするのも案の一つ。
回答を手書きに変えるだけで、より読まれる誌面に近づきます。
画用紙やスケッチブックといったフリップに手書きしてもらい、
本人がそのフリップをもった写真を載せると、お顔写真も一緒に紹介できます。
手書き文字を掲載するときに注意する点は?
1 アナウンス時
せっかく書いてもらったのに読みにくくて書き直し…なんて手間を防ぐためにも、手書き文字は楷書体で大きくはっきり書いてもらいましょう。
色は後から加工もできますので、黒で書いてもらうのが無難です。
2 収集時
収集時に誤字脱字を必ずチェックしてください。
誤字脱字があった場合、書き直しとなりますので、収集後なるべく早い段階でのチェックをおすすめします。
事例3で紹介した手書きフリップの場合、
フリップをもった本人の画像を掲載する場合、手書き部分が小さく見えにくくなる場合がありますので、写真チェックも大切です。
現代において、パソコンやスマートフォンの普及によってデジタルの文字に慣れつつありますが、
誌面に字体の違う温かみのある手書き文字があると、読者の興味を引くことができます。
ぜひ皆さまの医療広報誌にも手書き文字をとりれてみてはいかがでしょうか?