BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

春は新卒採用の季節。多くの病院が採用活動を行っている時期です。

説明会の実施や採用ウェブサイトの解説など、いくつか主流の方法がありますが、毎年同じ方法を取っていて、変化をつけたいと感じることはありませんか?

今回は、採用活動を行う際に役立つツールを整理し、それぞれのメリットを改めてご紹介したいと思います。

 

他院よりも頭一つ抜けた採用活動を行う。工夫を凝らしたい採用ツール4選

 

・ブース装飾ツール(合同説明会)

求職者が一堂に会する合同説明会は、参加者がその病院の担当者から直接話を聞くことのできる数少ないチャンスであり、高い関心をもって訪れるイベントです。もちろん病院にとっても、多くの参加者に自院に興味を持ってもらうチャンスになります。このイベントで参加者へ強い印象を残すには、自院ブースを見栄えのよいものにしておく必要があります。

ブース装飾ツールには、主に以下のようなものがあります。

・タペストリー

・テーブルクロス

・バナー

・椅子カバー

これらのアイテムはひとまとまりで目に入るため、全体のトーンを統一することが重要です。全体の色味やフォントを揃え、遠くから見ても「あの病院」と分かる統一感をつくりましょう。また、来場者がブースを見る時間は基本的に短いです。病院名は分かりやすく大きく、キャッチコピーなども簡潔に記して、短い時間で病院のイメージを伝えられるように心がけましょう。

 

・採用動画

就活生の7割以上が、採用動画視聴により志望度が上昇した、というデータがあります。学生をターゲットにする新卒採用では、動画のアプローチは極めて有効です。

多くの求職者は、説明会参加時・及び参加前に気になる病院の採用動画を視聴します。さまざまな病院の情報を収集している段階で動画を見るケースが多いため、病院の雰囲気を正確かつ印象的に伝え、求職者の興味を掻き立てることが、動画の重要な役割です。

実際に、求職者が採用動画で見たいコンテンツとしては「職員インタビュー」が挙げられます。職員へインタビューを行い、この病院で働く思い、心掛けていることや、これから入職を目指す求職者へのメッセージを語ってもらいましょう。その病院で働く人がどんな人なのかを具体的に知ることができれば、求職者も病院のイメージをつかみやすいでしょう。

映像の途中で、スタッフが業務を行っている映像も挟み込めば、より一層その病院での勤務風景がイメージしやすくなります。興味・関心を惹き付け「ここで働きたい」という前向きで具体的な熱意へと求職者を引っ張っていくことが理想です。

 

・SNS

実際にSNSを活用する病院は増えており、運用の仕方を検討している病院も多いかと思います。

しかし。アカウントを開設してもフォロワーが増えなければ情報も広がりません。まずはフォロワーの増加に注力しましょう。そのためにも、まずはアカウントが存在することを広く周知する必要があります。

求職者に広く周知できるのはやはり合同説明会です。ブース内でパワーポイントなどを用いた発表があれば、その中でアカウントの紹介をすることはもちろん、「SNS更新中!」といったポップをテーブルに付けておくことも、目に留まりやすく効果的です。また、求職者への配布資料には必ずSNSの二次元コードを掲載しておき、帰ってから確認してもらえるようにしましょう。

その際「Twitterでは、本日ご紹介しきれなかった当院の雰囲気や、日々のスタッフの様子を毎日お伝えしています」などといった文言を添え、求職者がこの先も有益な情報を得られることをアピールしましょう。

SNSの媒体でいえば、Twitterなら病院の様子を日々リアルタイムかつ動画付きで発信することで、どんな時間にどんな業務を行っているかを含め、一段とリアルな病院の様子を求職者に伝えられます。

LINEの公式アカウントであれば、登録者へ一斉メッセージを送ることができるので、求職者へアンケートフォームのリンクを送り、自院のどんなことについて知りたいと思っているか、直接尋ねることもできます。

関心の高いフォロワーを獲得できたら、新しい情報を発信し続け、自院のさらなる魅力を感じてもらいましょう。

(なお、LINEの公式アカウントは、プランによって有料サービスとなります。)

 

・パンフレット

デジタルツールだけではなく、もちろん紙媒体のパンフレットにも独自の強みがあります。

紙媒体であるパンフレットは、直接求職者に手渡しすることを前提とした媒体です。合同説明会での配布が、多くの割合を占めるでしょう。

求職者は、一度合同説明会に来れば、多数の病院のパンフレットを持ち帰ることになります。当然、自院だけでなく、他院も含めた大量のパンフレットや資料を持ち帰りますが、求職者は家に帰ってから改めてそれらを並べ、見返して比較します。つまり、パンフレットは求職者が病院同士を比較検討する重要なツールになのです。

比較検討を前提に考えれば、パンフレットは他院との差別化を図ることに注力すべき媒体であると言えます。自院の強みを重点的に伝えるパンフレットとしましょう。

実績豊富な急性期病院で多数の症例に触れる機会があり、多大なスキルアップを狙えること。あるいは、地域を代表する回復期・慢性期病院で、一人一人の患者とじっくり向き合える環境であること。

または、離職率が低く充実した制度で職員を大切にしているなど、福利厚生の充実をピックアップすることや、オリジナルの教育制度を整えており入職後の研修で手厚くサポートできることなど、教育サポート体制をアピールすることもよいでしょう。

「この病院と比べて、この病院はこうだな」と、パンフレットを単位に、求職者は病院ごとの特徴を把握し、関心を深めていきます。他院との差別化に重点を置いたパンフレットになっていれば、より効果的に求職者へ訴求することが可能です。

 

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誰もが自分に合った病院を探しており、さまざまな情報を求めています。人生の岐路に立つ求職者は、悩み抜いて就職先を選んでいきます。

求職者を強く惹きつけるとともに、病院への深い理解をうながすような採用ツールを目指しましょう!