BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院広報誌担当の皆さまこんにちは。

広報誌を制作していると、読者の反応が気になるかと思います。どんな人が読んでくれたのか、どんな記事に興味を持ってもらえたのか。頑張って作ったからこそ、広報誌の反響は確認しておきたいですよね。また、よりよい誌面作りのためにも、効果測定は重要な作業。PDCAの一環としても、広報誌の感想をフィードバックしてもらえる環境があった方がよいと思います。

効果測定として一般的なのは、やはりアンケート調査。誌面を活用した方法でもよいのですが、より広い範囲で効果測定が可能なのが、Googleフォームです。

 

 

Googleフォームとは

簡単に説明するとWEB上でアンケート制作ができるGoogleのサービス。制作者はGoogleのアカウントが必要ですが、回答者はGoogleのアカウントが必要なく、誰でもWEBでアンケートにアクセスできます。

 

 

Googleフォームのすごいところ

Googleフォームは、WEBにアクセスできる人であれば誰でも参加できるので、多くの人に訴求できます。URLさえ伝えればアンケートをお願いできる手軽さも魅力。QRコードを利用することで、広報誌に組み込むことも可能です。また、集計の手軽さも特筆すべきポイント。回答を自動的に整理してグラフにしてくれるので、分析の手間が格段に軽減されます。

 

 

 

病院の広報誌としてアンケートを活用するなら…

①性別・年齢でセグメントして企画を考える

読者層が分かると記事のターゲットが決めやすくなります。例えば40代女性が多いのであれば、その世代の多くの方が気にしている医療情報、例えば乳がんや子宮頸がんなどをテーマにした記事を掲載すると、より興味を持って読んでもらえる確率が高くなります。裏を返せば、本来届けたいと考えていたターゲット層である読者が少ないのであれば、特集記事のテーマや方向性をターゲット層に合わせて企画した方がよいといえます。

 

②アンケート結果を記事に反映

メインの読者層が分かると、それに合わせた企画を考えることができます。①の逆説的な考え方ですが、40代女性がメインの読者層と仮定した場合、彼女たちに、身体の不調で何が1番気になるのかをアンケート調査し、それを記事にするというデータの使い方ができます。

 

③配布場所やPR戦略のための情報収集

アンケートで広報誌の入手場所を確認することで、配布場所の検証を行うことができます。病院以外の関連施設などにも配布している場合であれば、最も多く広報誌を手に取ってもらえる施設に配布数を増やす、また手に取ってもらえていない施設に対しても、広報誌のPRをお願いするといった戦略を取ることが可能です。

 

④Googleフォームでのアンケート自体を広報誌のPRに利用

広報誌についてのアンケートを、病院のホームページに組み込むことで広報誌のPRになります。ホームページからダイレクトにアンケートに回答できる手軽さも魅力。ホームページで広報誌の案内がされていないようでしたら、これを機に広報誌のご紹介ページを制作することをお勧めします。

 

 

 

せっかく広報誌を制作していても、反響がないと寂しいですよね。読者の声を直接確認することのできるアンケート調査は、制作のモチベーションアップにもつながります。またWEBサービスだからこそのレスポンスの速さ、集計の手軽さは、紙媒体のアンケートにはない利点。ぜひ取り入れて、誌面作りに活用してみてください。