BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

SNSの普及により就職活動の手法は年々変化し、現在では自院HPでの採用募集案内を掲載する病院が多数を占めています。患者様向けの情報だけではなく、採用サイトを別に設けて、実際に合同説明会などに参加しなくとも詳細情報を得ることができるようにするなど、売り手市場が続く医療従事者人材の獲得に向けた取り組みも当たり前の時代といえるでしょう。

しかしWEBサイトの場合、見られるのは何らかの経由で貴院を知っているということが大前提となるため、アクセスされる機会が多いわけではありません。SNSツールや採用サイトでニーズに合わせた発信をし続けない限り、勝手に広がることはなく受動的な採用ツールになります。

WEBを通しての情報収集は、画面上で志望度が高まっても、よっぽどつくり込まれた採用サイトや印象的な発信でない限り、時間が経過すれば徐々に見た記憶が薄れていきます。しかし、紙媒体の採用パンフレットであれば、全国の学校への配布や説明会など、直接学生と接点を持つタイミングで渡すことができるため、興味を持ってもらうきっかけ作りに役立ちます。また、必要な情報を絞って掲載することができるので、制作意図に近い形で情報を読み取ってもらえる可能性が高いです。紙媒体は古典的ではありますが、WEBツールでは難しい課題をクリアすることができます。

 

採用パンフレットを見直すタイミングは?

募集要項などの重要な情報が変更しない限り、後回しにされがちな採用ツール。

  • WEBの採用サイトと全く同じ情報が載っている
  • 時代を感じさせるデザインや写真
  • WEBの採用サイトとデザインがリンクしていない など

貴院の“今”が誌面から伝わらなければギャップが生じて、就職先選択の対象から外れやすくなります。デザインの流行や学生が求める内容は、毎年同じではありません。コスト面も配慮しつつ3年ほどで見直し、貴院ブランディングに応じてマイナーチェンジしていきましょう。また、人物やデザインは5年以上経過すると一昔前のように感じてしまうので、5年を目安にデザインを一新することもおすすめです。

医療従事者人材は常に売り手市場であり、採用が難しい状況が続いているといわれています。人材獲得の競争を勝ち抜くために“採用パンフレット”は、他院との差別化を図る上で貴院ならではの魅力を伝える手段としてとても効果的なツールです。採用パンフレットを採用サイトから閲覧・ダウンロードできるようにするなど、利活用することで効果を最大限に引き出すのも良い手段といえるでしょう。

病院見学やインターシップへの参加につながる可能性を広げるチャンスを逃さないためにも、紙媒体の採用パンフレットを活用し、貴院のファン層を形成しながら貴院に共感する人材を獲得していきましょう。