BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

2016年から「かかりつけ薬剤師」制度が施行され、2020年にはコロナ禍の影響もあり「オンライン服薬指導」が導入されました。しかし、患者さんにはまだまだ知られていない場合も多く、認知度アップの必要性があります。

そこで病院広報誌の中に「薬剤師によるコラムコーナー」を作り、お薬に関する便利な制度について解説し、患者さんに周知してみてはいかがでしょうか。

■コラム「かかりつけ薬剤師って?」

 

一人の薬剤師が一人の患者さんの服薬状況を一カ所でまとめて管理する「かかりつけ薬剤師」。患者さんの中で聞いたことはある方はいても、かかりつけ薬剤師を持つメリットや、かかりつけ薬剤師を持つための具体的な手続き方法はあまり周知されていません。そこで、

・かかりつけ薬剤師とは(概要)

・かかりつけ薬剤師を持つメリット

・かかりつけ薬剤師の探し方

・かかりつけ薬剤師を持つための手続き方法

について広報誌のなかでしっかりと解説しましょう。

■コラム「家にいたまま診療・薬を処方してもらえるオンライン診療って?」

 

これまでオンライン診療で院外処方が行われた場合、患者やその家族が処方箋の原本を薬局に持参し、対面での服薬指導を受けなくてはなりませんでした。しかし、2020年からオンライン服薬指導が全国で導入され、家にいたまま診療から薬の処方をしてもらえるようになりました。

オンライン診療を行っている病院では、コロナ禍で来院を控えている患者さんに向けて、

・オンライン診療とは(概要)

・オンライン診療ができる人、できない人

・オンライン診療・オンライン服薬指導に必要なもの

・オンライン診療の流れ

・オンライン診療の診療時間

について広報誌で解説し、周知してみてはいかがでしょうか。

■コラム「薬が多くて大変! それ、一包化してみては?」

 

高齢の患者さんは、飲む薬の種類や量が多いと飲み忘れや飲み間違い、飲みすぎをしてしまう恐れがあります。これらは服用時期が同じ薬や1回に何種類かの錠剤をまとめて1袋にする 「一包化」によって防ぐことができます。そこで、

・一包化とは(概要)

・一包化のメリット/デメリット

・一包化の保険適用の条件

・一包化してもらうには

について解説することで一包化のメリットを知ってもらい、適切に薬を服用してもらうようにしましょう。

 

 

今回は便利なお薬に関する制度についてポイントを解説しました。

せっかく便利な制度があっても、周知されないと利用していただけません。広報誌を通して丁寧に解説し、多くの患者さんに利用してもらいましょう。