BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

患者さんや病院で働く職員の皆様に情報を届けるため、文面やデザインには時間をかけてこだわる担当者様も多いかと思いますが、意外と見落としがちなのが印刷する際の紙質です。さすがに紙質まで選ぶのはこだわりすぎでは…と思われそうですが、誌面デザインと親和性の高い紙質を選択することで印象がグッとよくなります。今回は誌面の印象を左右する「紙質」についてご紹介させていただきます!

 

コート紙で写真をキレイに見せる

コート紙は紙の表面に塗料がかかっており、光沢を持つことが特徴です。色の再現性が高いため、写真をキレイにツヤっぽく見せたい場合におススメです。ただし、光沢があるため光を反射しやすく蛍光灯などの照明下では文字を視認しにくいですが、写真やグラフィックを中心としたレイアウトの誌面には適した紙質と言えます。

 

マット紙で落ち着いた印象を

コート紙とは逆の特徴を持つ、つやの無いことが特徴の紙質です。光沢がないので光の反射による文字の読みにくさが抑えられるため、文字をしっかり読ませたい誌面におススメできる紙質です。コート紙はツルっとした手触りであるのに対し、マット紙はサラっとした手触りで、落ち着いた印象を与えたい、安心感を訴求したいというコンセプトにはマッチしている紙質です。

 

抗菌用紙でクリーンなイメージを訴求

病院のクリーンなイメージを訴求し、来院する患者様への配慮として抗菌用紙を使用するというのも広報誌を通じた病院のイメージづくりに一役買うことができるでしょう。ただし、抗菌用紙にも種類があり、最も気になる新型コロナウイルスへの効果というのは現時点では未確認であるものがほとんどです。あくまで「菌の増殖を抑える用紙」なので、ウイルス対策としては不完全なものとして捉えましょう。