病院広報誌担当のみなさま、こんにちは。
今回は、広報誌を「リニューアル」する際のポイントをお伝えします。
創刊時には、発行目的や発行回数、対象読者などを細かく設定していても、担当者が変わってそれらの情報が引き継がれなかったり、マンネリ化していたり、病院や周辺の状況が変わっていたり、広報誌制作がスムーズにいかないと悩んだりしているなら、リニューアルが必要かもしれません。
どんな時に、どんなリニューアルを実施すればよいのか、一つずつお伝えします。
1.毎回同じような内容で、飽きた
病院の行事や季節ネタは、どうしても毎年似たようなものになってしまいがちです。
しかし、だからといって掲載を取りやめることはできません。
そんな時は、見せ方を変えましょう。
文章を極端に減らして写真で興味をひいたり、マンガにしたり、実況中継風にしたりと、アイデア次第で全く別の記事のように見せることもできます。
2.誌面のデザインが古臭い?
長く発行している病院広報誌にありがちなお悩みがコチラ。
今の病院のブランドに合ったデザインになっているか、デザインに統一感があるかという点を見直してみましょう。ロングセラーと呼ばれる商品も、ロゴやパッケージデザインなどが少しずつ変化していますが、それと同じです。
3.院内のコミュニケーションツールが増えた
待合いに設置されているデジタルサイネージなど、情報共有ツールが増えた病院様も多いのではないでしょうか?
そんな時は、どんな情報をどのツールで共有すべきなのか、今一度整理する必要があります。
ツールにはそれぞれ、メリット・デメリットが存在します。
それらを把握し、患者さまやそのご家族、連携する他病院などの特性を踏まえた上で、病院広報誌が果たすべき役割が何なのか、再設定しましょう。
どんな状況でもいえることですが、
「なぜリニューアルが必要なのか?」
「このリニューアルで、本当にその問題が解決するのか?」という視点を忘れてはいけません。
「患者さんに読まれていないから」という理由でリニューアルするのではなく、
「なぜ読まれないのか?」という根本原因を突き止めてからでなければ、同じ問題がおこってしまいます。
そのためにも、定期的に読者から意見や感想を募集するのがオススメです。