病院広報誌の担当者さまからよく聞かれるお悩みで
「だんだんマンネリ化してきたなぁ…」と思われている方が多くいらっしゃいます。
新しい内容を取り入れたいけれど、思いつかない…。そんなときの対策法についてご紹介したいと思います。
季節を感じられる誌面に
発行する季節を意識してみましょう。
誌面デザインも、その季節に見合った「色」にすると印象も変わってきます。
春はピンク、夏はブルー、秋はオレンジ、冬はクリスマスカラーといった感じです。
色だけではなく、季節を感じられる植物などのイラストを配置するのも効果的です。
誌面の見栄えだけではなく、企画タイトルも季節に合わせてひとひねりしてみましょう。
例えば寒い今の季節でしたら「温かさ」を感じられるフレーズを入れてみてはいかがでしょうか?
例
患者さまとのやりとりで、心温まるエピソードをリレー形式でご紹介
「ホッとしたチョッとした出来事」
栄養士が監修 冬こそ食べたい
「ぽかぽかレシピ」
タイトルをひとひねりすることで、いつもと違った印象になりますのでぜひ取り入れてみてください。
定例企画の切り口を変える検討してみましょう
病院広報誌の定番企画である、各診療科のご紹介。
少し目線を変えてみて、職種にスポットを当ててみるのはいかがでしょうか?
医師、看護師、理学療法士、栄養士、薬剤師など、医療機関で各診療科に携わる人は多岐にわたります。
どのような役割があって、患者さまとどのような接点があるのかを紹介することで、病院のことを知ってもらうきっかけになります。
違う職種であっても、チームとして連携を図っていることを誌面に盛り込むことで、貴院に対する信頼感も高まることでしょう。
同じ内容を繰り返し載せることは悪いことではありません
病院広報誌を院内のラックに置いている場合、読者を特定するのは難しいと言えます。
そのため反響が分かりにくい点も担当者さまのお悩みにつながっている傾向にあります。
毎回同じことを載せているからという理由で、発行日を遅らせたり、発行回数を減らしたりするといった対応をとることが必ずしも得策ではありません。
病院の理念、大切にしていること、地域でどのような役割を果たしていくのかなどは、何度でも発信するべきでしょう。
人間の記憶も繰り返し行うことで定着するように、病院広報誌も継続して発行することによって読者や地域に浸透していくものです。
1回で劇的な変化を求めるのではなく、地道な作業にはなりますが病院広報誌を通して繰り返し情報を発信していくことで、読者の皆さまに貴院の存在を定着させていきましょう。