BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

 

病院広報誌の企画に「季節感が重要」という話は、以前のエントリー『「今」を感じさせる広報誌に』(http://hbv100221efh.smartrelease.jp/605/)に書かせていただきました。

季節感を感じさせる・時事を取り込むことで、病院広報誌に付加価値が生まれることを解説しましたが、今回お伝えしたいのは「記事タイトルの重要性」です。

広報誌ご担当の皆さんは“いち読者”として、自分が患者だった場合に以下の2つの記事タイトルから、どんな印象を持ちますか? ちなみに、タイトルが違うだけで、記事の内容が全く同じページの例です。

 

【パターン1】

 

 

 

【パターン2】

 

 

冒頭でお話しした「今を感じさせる」大きな手段として、タイトルを考えることが挙げられます。パターン1は、春・夏・秋・冬、いつ、どのようなタイミングで掲載しても差し支えないタイトルです。言い換えると「なぜ今、この企画を掲載するのか」について、医療広報としての「強い意思」が感じ取りにくいです。

一方、夏号への掲載を想定したパターン2はどうでしょうか。あの豪雨から1年たったタイミングで、もう一度“お薬手帳”をはじめ、服用している薬について自分で管理することの重要性を伝えるタイトルです。「実際に被災地で起こったトラブル」という文言も入っているので、記事を読む前から、読み手の興味を引き付けています。

タイトルは、記事を読む前に真っ先に目に飛び込んでくる最重要ポイントです!タイトル部分を見ただけで読み手である患者さんたちへ、記事の意図を伝えなくてはなりません。

記事の内容と同様に、タイトルにもぜひこだわってみてくださいね。