BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

もっと読まれる病院広報誌にするために、工夫できるのひとつが「読みやすい文章」であること。

読みやすい文章にするためのコツとして、意外と知られていませんが「ひらがなに直した方が読みやすい漢字」があるのを知っていますか? これを知ればWEBや広報、販売促進などの文章作成にも応用できますよ!

まず、文章の基本は病院広報にかかわらず、
●分かりやすくやさしい文章・言葉で書く
●できるだけ統一した基準を守る
ということが一般的です。

 

なぜ、ひらがなに直した方が読みやすいの? 

漢字の多い文章は、単に読みづらいだけではなく、堅苦しいさや仰々しさが感じられます。また読むときにストレスを感じ、読むことをやめてしまうキッカケになりかねません。これでは病院広報誌は読まれなくなってしまいます。
ただでさえ専門用語が多い病院広報誌では、堅い文章よりも読みやすい文章が好まれます。常用漢字を使用して分かりやすさを心掛けましょう。とはいえ、漢字で書くかひらがなで書くかを適切に判断するのは簡単なようですが、基準があいまいで難しいですよね…。現状、各紙媒体の校正基準は、出版社・制作会社の編集者や校正者が、媒体と目的を加味した上で決定する場合が多いようです。病院広報も同じく、風土や目的に合わせて校正基準を定めます。
そこで、病院広報でよく見られる「ひらがなに直した方が読みやすい漢字」を紹介します。

このリストは、ひらがなに直した方が読みやすいと推奨されている語句の一部です。手元にあると便利ですよ。

 

 

 

 

【ポイント解説】

病院広報誌に特に出てくる「ひらがなに直したほうが読みやすい漢字」を解説します!

病院広報誌の原稿以外でも使いがちな表現ばかりですよ!

 

 

 

 

■事↓こと
(例)読むこと、準備すること、私のこと、などこの名詞が実質的意味を持って使われない場合は、原則としてひらがなに直します。
※名詞の実質的意味を持つ場合は漢字を使います。(例)物事、悩み事、事足りる、など

■出来る↓できる
(例)…することができる、できる限り、用事ができる、など動詞や副詞などとして使う場合はひらがなに直します。
※名詞形、複合語の場合には漢字を使います。(例)上出来、出来心、出来事、など

■有る/有り↓ある/あり
「ある」と読む場合は基本的にひらがなに直します。
(例)ありきたり、ありさま、ありのまま、など
※有/無の対語の場合は漢字を使います。(例)有り余る、有り合わせ、など

■無い/無し↓ない/なし
助動詞・補助用語の場合はひらがなに直します。
(例)行きたくない、…かもしれない、…しない、…でない、など
※有/無の対語の場合は漢字を使います。(例)有ること無いこと、無い物ねだり、など

執筆者の意思も尊重して

注意してほしいのは、これらすべてをひらがなに直せばいいわけではありません。依頼した原稿が届いたとき、もしひらがなに直した方がいい漢字が使われていても、それが執筆者の意図と読み取れれば尊重すべきです。原稿は執筆者の作品ともいえますので、十分配慮して取り扱う必要があります。迷ったときは確認し、執筆者の意図と読みやすさが両立した文章を目指しましょう。

大切なのは、読者に感じてほしい雰囲気で文章を書くこと
例えば、真面目や信頼といったイメージを与えたいときは、漢字を多くすると雰囲気が出せます。

カジュアルで親しみやすいイメージを与えたいときは、ポイントでカタカナを使用してもいいでしょう。

読者を意識した文章は、抵抗なく読んでもらえます。読者が読みやすい文章であることを重視して、もっと読まれる病院広報誌を目指してきましょう!