BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

広報誌担当の皆さんこんにちは。病院広報誌を発行する目的の一つに集患がありますが、病院が提供するサービスは、一般企業の商品にように目に見えるものではなく、具体的なイメージが想像しにくいものです。そのため判断材料となるのは、病院の規模や新しさなどという目で見えるものだけになってしまいますが、せっかく発行している貴院の病院広報誌は、目で見えない部分の魅力を発信できているでしょうか。

まず、読者である地域の皆さんが安心して暮らすためには、いざという時でも住み慣れた地域で生活を維持しながら、適切な医療や介護サービスが受けられる地域医療連携が整っているかどうかが重要です。年々強化されている、相互に連携を取りながらそれぞれの医療機関が役割を果たし、一貫した治療を受けられる地域医療連携のシステムは患者さんにとって大きなメリットです。しかし、貴院から紹介される病院先の情報は、通院している患者さんやそのご家族に伝わっているでしょうか。貴院がどのような医療機関と連携し、万全な体制が取れているのか、患者さんにとって安心材料となる企画を掲載することがポイントです。

 

地域医療連携室の存在をアピール

適した医療機関で医療サービスを受けることができるようにするために支援したり、大きな病院に軽症の患者さんが集中するあまり、患者さんの待ち時間が長くなってしまう事態を解消するなど、患者さんと病院との関わりに直接携わる地域医療連携室の存在はアピールできていますか。携わる担当者の見える化は、患者さんやご家族にとって不安軽減つながるります。所属メンバーの紹介や取り組みを発信して、周知させましょう。

連携先の病院を紹介し、安心感を向上!

緊急時や専門的な治療が必要となり他院を紹介された場合、紹介先の病院にはどんな先生がいて、具体的にどのような医療体制が整っているのかなど、患者さんたちにとって事前に知っておきたい情報はたくさんあります。異なる医療機関でありながら、一貫性のある医療を受けられることを伝えるためにも、連携先の病院に依頼して、病院広報誌で紹介していきましょう。特定の分野に強みを持つ診療所や、専門医師との連携を知ることで、貴院に通うことへの安心感も生まれます。


適切な医療機関の受診は、患者さんにとって無駄な検査や診療を避けられ、時間や体力、医療費負担の軽減となります。また、地域医療連携について取り上げることは、貴院だけではなく連携先の病院の信頼性の向上、地域医療ネットワークの強化、そして何より地域住民の方たちにとって大きな安心感へとつながります。

地域住民にとってなくてはならない病院を目指し、読者にとって役立つ情報を届けていきましょう。