BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

新しく病院広報誌の制作を任されたけれど、どのようなことを載せたら良いのだろう…。
そんなお悩みはございませんか?
今回は病院広報誌の定番ともいえるご挨拶や自己紹介について取り上げてみます。

 

ケース1 新年度を迎えて

節目となるタイミングでは、病院長をはじめとするトップメッセージを掲載する病院広報誌が多くみられます。
広報誌の掲載事項というと、何か新しい取り組みを載せなければ?と思われる病院広報担当者の声がよく聞かれますが、
決してそんなことはありません。
病院長のご挨拶では、病院理念や行動指針に基づいて、日頃どのように取り組んでいるのか、これからも変わらず患者さんや地域の皆さんと関わっていくその想いを寄せてもらいましょう。
読者が病院広報誌の内容を一字一句覚えているということは、少ないと考えられます。
ぜひ、病院が大切にしている想いを継続して発信していきましょう。

 

ケース2 診療科医師の紹介

新しく着任した医師の自己紹介も病院広報誌の定番企画です。
病院の新しい顔となりますので、患者さんや地域の皆さんに親しみを持ってもらえるようにしたいですね。
自己紹介文では「4月に着任した⚪︎⚪︎です。」「よろしくお願いします。」と、ついありきたりな内容になってしまいがちです。
これまでどのような経験を積まれてこられたのか、どのような診療を心がけているのかなどにも触れながら、メッセージを寄せてもらうと、人となりを伝えることができます。
メッセージに加えて、専門分野や資格も掲載すると、医師の人物像が伝わりやすくなります。

 

ケース3 研修医のご紹介

春の季節は研修医の着任を取り上げる病院広報誌が多くみられます。
病院の新しい風として期待が集まる研修医の笑顔や元気が伝わる写真と共に紹介しましょう。
自己紹介文は、ご自身がこれからどのように成長をしていきたいか、毎日の新しい発見や学びに対して率直に思ったことなどに触れていただくと、その人らしさが表現できるでしょう。

 

原稿執筆の依頼する際に注意点があります。
それは「何か書いてください」としないことです。病院広報誌が誰に向けたものか、発行目的を明確にしてお伝えするようにしてください。
病院広報誌の制作にあたって、病院内のスタッフを巻き込むのは大切なことです。
今回ご紹介したポイントを参考にしていただき、よりよい誌面をつくっていきましょう。