BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院広報誌制作担当の皆さま、こんにちは。

広報誌に掲載する要素として、文字や写真、イラストが多くを占めるかと思いますが、皆さまは「図版」を活用していますか?

文字情報を図解することで、より多くの方に分かりやすく内容を伝えることができます。今回は文章を図解化するポイントについてお伝えします!

 

 

それでは、次の文章から2点の図版を付けてみましょう。

 

<入退院のご不安を、チームでサポートします!>

昨年9月に入院患者様の入院前から退院までをサポートする「入退院支援チーム」を立ち上げました。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療クラークの多職種から構成されます。

入院患者様は、入院が決まった日から入院日までに「入退院支援センター」にお越しいただき、そこで入院案内、入院治療の流れを説明し、既往歴などの情報収集、転院先の調整を行います。手術前は「入院前はどんな準備をすればいいのだろう」「手術後はどれくらいで退院できるのだろう」とさまざまな不安を抱えがちです。そんな患者様の不安にきめ細かくお答えし、安心して入院していただける体制となりました。

 

 

■関係性を表現する図版

「入退院支援チーム」は医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療クラークの5職種からなります。まずは5職種だけを並べると次のようになります。

次に「この5職種が入院を不安に思っている患者様をサポートする」という体制が分かるよう整えてみましょう。中央に「患者様」を配置し、5職種それぞれがつながっていることで、患者様をサポートする体制が分かりやすくなりました。

最後に色分けし、イラストを入れることでどんな職種がサポートに当たっているのかが一目で分かるようになりました。

 

■手順を表現する図版

入院が決まってからの患者様の流れについて、図版で表現してみましょう。まずは流れを整理すると、次のようになります。

次に「入退院支援センター」で行うサポート内容を併記します。

最後に色分けすることで入院までの流れが一目で分かるようになりました。また、医師のイラストから「不安なことは何でもお聞きください」とフキダシを出すことで、読者に安心感を持っていただけます。

 

 

■積極的に図解しよう!

文章に加え、2点の図版を並べてみます。

 

 

いかがでしょうか。文章だけよりも図版を用い、さらに色分けをしてイラストを入れることで内容が伝わる速度がグッと上がったかと思います。

 

原稿を読んでみて「これは図にした方が分かりやすい」と思ったら、どんどん図解してみてください!