病院広報誌のご担当者の皆さまは、そろそろ年末年始に発行する号の制作に着手されている頃だと思います。しかし多忙のあまり、まだどんな特集にするかも決まっていないという方もいらっしゃることでしょう。
この記事では、年末年始に発行される病院広報誌によく掲載されている特集企画をまとめてみました。
1. 理事長のあいさつ
年末年始という時節柄、病院広報誌に限らず広報誌では、1年の締めくくりや翌年の抱負などをメッセージが多くなります。病院広報誌の場合は、理事長や院長はもちろん、各部の責任者や看護師長など、役職者の方々のあいさつを特集として掲載される病院もあります。
ただし「広報誌用にあいさつを書いてください」と依頼するだけでは、依頼された方も「何を書けばいいのか?」と戸惑ってしまうことでしょう。例えば「2025年問題に病院としてどのように取り組んでいくのか」「病院業務のデジタル化を今後どのように進めていくのか」など、具体的な切り口やテーマを決めてから依頼するようにしてください。
2. 感染症対策
まだまだ予断を許さない新型コロナウイルス感染症。
コロナ以外にも、冬は風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症にかかりやすい時期です。患者様に向けて感染症対策をお伝えするのもいいですし、病院側の感染症対策の取り組みなどを紹介しても良いでしょう。
3. 冬の自宅での過ごし方、高齢者の健康管理
自宅で過ごすことが増える冬。
医療の専門家として、テレビを観ながらできる簡単な体操や筋トレ、食事内容、体温調節方法などの自宅での健康管理の方法を紹介すれば、患者様に喜ばれることでしょう。
4. 冬の食材でつくるあったか系レシピ紹介
食欲が増す秋冬だからこそ、おいしそうな料理写真に目を奪われます。
具だくさんのスープや鍋物、麺類など、簡単に作れて高齢者も食べやすいレシピは鉄板の企画といえます。
5. 冬にかかりやすい、悪化しやすい病気と対策、受診する場合の診療科の案内
肺炎や胃腸炎、脱水症、ヒートショック、関節炎、転倒によるケガ、糖尿病、ぜんそくなどの病気とその対策、受診する場合の診療科の案内など。この症状のときは〇〇科という情報も、患者様にとってはぜひ知りたい重要な情報です。
病院として、どんな情報を発信したいかによって、掲載する特集内容は変わってきます。
しかし、どうしても思いつかないというときは、この記事を参考にしてみてください。
何かのヒントにつながるかもしれません。