BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

今回は、患者さん向け病院広報誌でよく見られる表紙の特徴について紹介していきます。

 

病院で働くスタッフ

病院広報誌定番として多くの表紙で見られるアイデアの一つです。

以下の例のように、中面の特集と表紙を連動するケースもよくみられます。

 

【例1】中面:整形外科の診療内容や診療方針、患者さんへのメッセージ→表紙:整形外科のメンバー紹介

【例2】中面:多職種で取り組む栄養管理→表紙:医師、看護師、栄養課、薬剤師、リハビリスタッフなど治療に関わるスタッフ紹介

 

病院を訪れる患者さんにとって、どのような医師、看護師、スタッフが自分のことを診てくれるのかは、高い関心事であるため「顔が見える」ということは安心感や信頼感への一歩となります。

なお、人事異動や退職者が出てしまうと、再撮影ということにもなりかねませんので、発行時期を確認するようにしましょう。

「広報誌でご紹介している情報は原則として、9月15日時点のものです」などと、奥付にあわせて記載しておくと、掲載事項の揺れを防ぐことができます。

 

地域性を感じられる風景

季刊発行の場合、四季を感じられる地元の風景を表紙に取り入れている病院広報誌も多くみられます。

季節の移ろいは誰にとっても馴染み深く、発行サイクルとも親和性が高い特徴があり、病院から継続した情報提供をしているという印象付けをしやすいメリットがあります。

また、地域性の要素をプラスするのもおすすめです。貴院近くの桜の名所、県内の紅葉スポットなど、近隣で見られる景色を表紙にすると、手に取る方にとっても、地域との連携や地域住民の皆様への親しみといったイメージが浮かびやすくなることでしょう。

 

読者参加型として表紙写真を募集

患者様、利用者様から、表紙写真を投稿していただくのも一案です。地域の皆様との交流が紙面を通じて実現することでしょう。

「雪」「空」などとテーマを設定しておくと、投稿しやすくなります。投稿いただいた写真は最優秀賞を表紙に、優秀賞は中面で紹介などとすると、フォトコンテストとして読者参加型の企画にも発展させることができます。応募先や送付いただくデータ形式などもあわせて告知するようにしましょう。

 

表紙は読者の皆様にとって最初に見るページとなります。

今回は代表的な事例をピックアップしてご紹介しましたが正解はありませんので、貴院ならではの表紙を作っていってくださいね!