BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

4月の当ブログで、医療広報誌 制作における「専門用語」の解説をいたしました。

 

その中でデザイン前の「原稿校正」について

デザイン前に原稿である文章に誤字や脱字がないかを

チェックして修正することです

と説明させていただきましたが、今回は、その校正について、

もう少し詳しくお伝えします。

この「校正」という作業は、原稿を書いたときから、

最後印刷段階に進む直前まで、制作中はずっと続く作業です。

 

・クリニックの名前・住所・問い合わせ電話番号があっているか

・ドクターの名前に間違いがないか

・原稿内に出てくる固有名詞の表記(たとえば紹介している術式の漢字変換ミス)がないか

 

これらの基本的事項に加え、表現上好ましくないものを書き換えたり

することもあることでしょう…。

 

特に近年、パソコンの優れた機能で「予測変換」「入力候補」があるため、

自分では気が付かないうちに、間違った「予測変換」で原稿を

書き上げてしまう執筆者が増えています。

注意しましょう。

 

 

そして「校正はずっと続く作業」とお伝えした意味は、

「校正で入れた修正が、直っているかどうかの確認作業(再度の校正)」

があるということなのです。

 

貴院による校正で見つけた「修正箇所」の

修正を行うのはデザイナーやオペレーターと呼ばれる人です。

PCのデザインソフトを使うとはいえ、作業するのは人間、

つまり手作業なのです。「絶対に間違いがない」という「絶対」はないのです。

 

ですから、もし原稿の修正依頼をして、

その後、再校などがあがってきた場合は、

まずは「前回自分が入れた修正が反映されているかな…?」

と疑って(!?)、しっかり確認することをおすすめします。

 

しっかり直っているのが基本ですが、

万が一、直っていない場合は、再度の修正依頼が必要です。

 

ですから、ずっとこの校正作業に時間を取られてしまう

ことを防ぐには「初校」での校正で徹底的に修正箇所をデザイナーに伝え、

再校、三校と進む段階では「それが直っているかどうか」だけの

校正で済ませられるとよいですね!