BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院広報誌担当の皆さまこんにちは。

新型コロナウイルスもデルタ株からオミクロン株へと変異し、新たな局面を迎えているのではないかと思われます。第6波到来ともいえそうな状況で、再度の外出控え、感染対策の強化が必要となりそうです。

 

病院においても、院内の感染対策の周知はもちろん、受診控えに対しても、改めて広報的な戦略が必要になると思われます。

 

今まで広報戦略のプライオリティが低かった医療業界ですが、最近は「病院にもマーケティングが必要」と言われるようになりました。さらにマーケティング戦略の必要性は、新型コロナウイルスによってより顕著化し、今や病院においても必須事項です。この状況は、新型コロナウイルスの流行が終息を迎えた後も変わることはないでしょう。だからこそ、病院のことをよく知ってもらうためのツールの重要性が問われるかと思います。

 

病院広報において、一般的な広報ツールは以下です。

  • ・広報誌
  • ・ホームページ
  • ・パンフレット
  • ・地域医療連携誌
  • ・SNS(LINE、Twitter、YouTube、Instagramなど)

これらの活用は、この先の医療業界でも必須であり、多くの病院広報誌担当の方が活用方法を模索しているかと思われます。重要なのは、マーケティング業界でいうところの“タッチポイント”だと思います。

 

タッチポイントとは?

タッチポイントとは、提供者と対象者との接点のことを言います。ブランディング戦略では、対象者との接点の回数、使用するツールやアプローチの方向など、細かく選定してイメージ構築を図ります。タッチポイントは、WEBサービスやテレビCMなどをメディアやオンラインを介したデジタル系、広報誌といった紙媒体や直接対峙するサービスなどのアナログ系と、分けて考えることが多いです。前者は大多数の対象者に情報提供が可能、後者は直接的なやり取りが発生するので対象者に強い印象を与えることができるといった特性があります。

 

病院に置き換えると、デジタル系のタッチポイントも重要ですが、アナログ的なタッチポイントにも注力すべきと思います。広報誌はもちろん、電話での問い合わせの対応などは、患者にとって大きな印象を与えることとなります。病院の印象は第一印象に大きくされるため、病院自体の建物も含め、患者と接点になるものすべてがタッチポイントと考えるのがベターで、新型コロナウイルスの影響で対面コミュニケーションが難しくなったからこそ、こうした非接触でのコミュニケーションや印象操作が大切です。

 

既存患者はもちろん、既存以外の人へのアプローチの必要性はもはや語る必要のないほど明らか。まだ見ぬアフターコロナでは、人とのコミュニケーションの取り方がどう変化していくのか不明です。だからこそタッチポイントの概念と重要性がより顕著になるかと思われます。たとえ患者に会えなくても、今から親近感を感じさせる関係性を気づいていくことが肝要です。

 

今年はタッチポイントの重要性を意識して、病院のイメージコントロールに努め、貴院の魅力を発信してみてはいかがでしょう。