病院広報誌のご担当の皆さま、こんにちは。
広報誌の制作において、初校、再校…と数回校正を重ねていき、最後の校正で他の方からのチェックで「これでOK」という段階になっても、改めて確認してもらいたい箇所があります。
それは、絶対に間違っていてはいけない箇所。今回はそんなポイントについてお伝えいたします。
■病院の基本データ
・病院名(正式名で)
・電話番号(代表番号なら(代)を付ける)
・住所(県庁所在地なら県名を省くかどうか)
・休診日
・診療時間
・ホームページアドレス
・診療科名(順番も)
・駐車場 など
基本的なことで見落としがちですが、基本データだからこそ間違いがあってはいけません。
「いつもデザイナーに同じものを入れてもらっているから」と思っていても、前回のデータの一部をコピーし忘れていて、文章が欠けていたということもあるかもしれません。改めて確認しましょう。
■名前・ふりがな・役職・肩書き
肩書きが変わる時期には特に注意しましょう。発刊日時点でその方がどの肩書きになるのか確認しましょう。
名前のふりがなも見落としがち。しっかりチェックしましょう。
■日付・数字
・年月日
西暦・和暦を並記している場合は、年数が正しいか確認しましょう。「西暦・和暦一覧」を手元に置いておくと便利です。
曜日を入れているのであれば、その日がその曜日で正しいか、カレンダーで改めてチェックしましょう。
・数量や数量の単位
数値の表で合計数があれば、すべて足して、正しい数値か確認しましょう。電卓があると便利でしょう。
■臓器や疾患名、症状名
漢字の多い体の部位や疾患名などは、漢字間違いや抜けにご注意を(「外側側副靭帯」を「外側副靭帯」と「側」抜けしてしまうなど)。
■薬名
カタカナが多い薬名。間違えやすいので、一文字ずつ確認しましょう。
「®(登録商標マーク)」が付く薬名もありますので、忘れないようにしましょう。
■英語のつづり
発音につられて間違いやすい英語のつづりがあります(「ガバメント」は「government」、「コラム」は「Column」。「n」が抜けやすい)。
つづりをパソコンで確認するなど、改めて確認しましょう。
■QRコード
QRコードを入れている場合、きちんと読み取れるかandroidスマホ、iPhoneの2種類で試してみましょう。
データでの納品の場合、書き出し形式によって解像度が悪くなり、画像が潰れて読み取れなくなる場合があるので、最終データで読み取れるかの確認が必要です。
※「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
上記のような項目を間違えてしまうと、最悪刷り直しとなり、時間とお金を費やすことになってしまいます。
有益な貴院の活動を伝えることはもちろんですが、大前提として「正しい情報を伝える」ことが広報誌の一番の役割です。患者さんや関係各位に信頼される間違いのない情報を発信していきましょう。