病院広報誌のご担当の方、こんにちは。
今回は「高齢者向けに、読みやすさ」についてご紹介します。
広報誌は病院の患者さんには子どもから高齢者までさまざまな方が目を通す機会があります。とくに、高齢者の方に見てもらうためには、高齢者の方にとっての「読みやすさ」まで計算して誌面を作成する必要があります。せかっく作った広報誌も、読みにくそうという理由で敬遠されてしまっては効果が半減してしまいます。
そこで、病院広報誌を制作する際に、高齢者が読みやすくするための注意点について今回は解説いたします。
文字の大きさに注意
読みやすさを担保するためにまず有効なのが文字を大きくすることですが、文字を単純に大きくするだけでは、かえって読みにくいデザインになってしまいます。ある程度の大きさを保つ必要はありますが、文字の間隔や行間にこだわることでも、読みやすいデザインにすることができるので、デザイナーに相談してみるのも良いでしょう。またページの本文だけでなく、写真のキャプションなどについても小さくなり過ぎないよう注意しましょう。
文字の色に注意
デザイン的には、パステルカラーはキレイな色です。しかし文字の色を黄色、黄緑、水色、ピンク色などの薄い色にしてしまうと、非常に読みにくくなってしまいます。文字の色は、黒、茶色、赤色、青色など濃い目の色を使用するようにしましょう。
文字量に注意
開いたページが文字ばかりで構成されていると、「細かくて読みにくい」という印象を持たれて読者に敬遠されてしまいます。特にインタビューや対談などは多くなってしまいます。ページ内が文字だけにならないように、写真を配置したり、グラフや図解で文中の説明をわかりやすくするなどの工夫をして、読者に「これくらいのボリュームなら読むのが苦にならない」と思ってもらえるようなレイアウトを心がけましょう。
以上が、読みやすさのために注意した点です。皆さまも病院広報誌を作る際には、読む方のことまで考え注意して制作してみてください。