広報ご担当者さまの中には、病院広報誌だけでなく、病院ウェブサイトなども担当されている方がいらっしゃると思います。
言わずもがな、紙とウェブでは、それぞれ特長が異なります。
情報の一覧性の高さや、ウェブメディアよりも容易に更新ができない紙メディアに対して一般的な信頼性が高いイメージがあるなど、紙媒体ならではの良さはありますが、掲載できる情報量にはどうしても限りがあります。
一方のウェブは、情報量に限りがありません。また、速報性の高い記事を迅速にアップすることができ、動画などさまざまな種類の表現ができるのも、ウェブならではの強みです。
しかし、ラックに入っていれば気づいてもらえる病院広報誌とは異なり、サイト内のコンテンツは能動的に閲覧してもらわなければその存在に気づいてもらうことが困難です。
このように、両者は異なるメリット・デメリットを持っているため、双方を効果的に使っていくためには、お互いをつなげることが必要です。その手段として、紙媒体に二次元コードを掲載することで、ウェブの情報へのアクセスがしやすくなり、両方のメリットを生かすことができます。
今回は、効果的な二次元コードの使い方をおさらいしましょう。
二次元コードでの誘導が有効なページ 5選
主に以下のページでは、二次元コードで遷移させることが効果的です。
(1)病院紹介動画
YouTubeなどに病院紹介動画をアップしている場合は、二次元コードをつけましょう。ユーザーにとっては、動画は「観るだけ」で負担がなく、スマホでの動画視聴も当たり前の時代なので、二次元コードとの相性はばっちりです。
動画コンテンツは病院の待合対策としても効果的ですが、院内では音声OFFでの視聴が推奨されます。字幕付きの動画へ誘導するのもひとつのポイントです。
(2)SNS
そもそも健康な人は、自分との関わりを見出さない限り、積極的に病院の情報を手に入れようとしないため、病院のSNSアカウントに到達する機会があまりありません。
そのため、まずはSNSの存在を可能な限りアピールしていくことが必要になります。病院広報誌は、病院に来る人であれば、老若男女を問わず誰でも手に取る可能性のある媒体なので、アピールにはうってつけ。毎号根気強く二次元コードを掲載し、アカウントを知ってもらいましょう。
(3)採用情報
採用情報は、ウェブサイトには詳細を掲載していても、広報誌にはあまり大きなスペースをとれないことが多いと思います。広報誌に二次元コードを掲載しておけば、より多くの求職者にリーチすることが可能です。
自院ウェブサイトの採用情報ページにリンクさせれば、常に最新の募集職種に誘導させることもできます。
(4)応募・投稿企画
広報誌への応募・投稿をウェブで受け付けている場合には、忘れずに二次元コードを掲載しましょう。遷移先がそのまま入力できる画面になっていると、応募率、投稿率も伸びやすくなります。
(5)オンライン予約サイト
オンライン予約サイトは、受付の負担軽減に有効ですが、それが十分機能するのは、できるだけ多くの人に使ってもらってこそ。病院広報誌は、病院で治療を受けている人や、受ける予定の人も多く読む媒体です。予約サイトへの二次元コードを掲載しておくことで、利用率のアップが見込めます。二次元コードの近くに、サイトを用いた予約の仕方を略記しておいてもよいでしょう。
いかがでしたか?
紙媒体の病院広報誌は、紙ならではのよさがあります。しかし、ウェブの情報もいっしょに読者に届けることで、伝えられる内容は一気に増え、患者様をはじめ求職者など、読者の利便性も向上します。
二次元コードをうまく使い、広報誌の可能性をもっと広げましょう!