BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

新しく広報担当になったものの、文章を書くことが苦手なご担当者様もいるのではないでしょうか。伝えたいこと、伝えなくてはいけないことはいろいろあるのに、うまく言語化できないとストレスがたまり、書くこと自体が苦痛になってしまいます。少しポイントを押さえるだけで、グッと読みやすい文章をつくることができます。今回はすぐに実践できる3つの方法をご紹介します。

 

1.一文を簡潔にして伝えたいことを絞る

伝えたいことがたくさんあると、いろいろな情報を詰め込みすぎるあまり一文が長くなってしまいがちです。文章が散漫になって伝えたいことがぼやけてしまいます。

 

8月1日から8月3日の期間は、当院ホームページのリニューアルを予定しており、一時的にご覧いただけなくなりますが、当院へのお問い合わせはお電話にて受け付けておりますので、下記番号までお申し込みください。

8月1日から8月3日の期間は、当院ホームページのリニューアルを予定しております。一時的にご覧いただけなくなりますが、当院へのお問い合わせはお電話にて受け付けております。下記番号までお申し込みください。

 

一文に書く内容はひとつに絞って、短く簡潔に書くことを意識してみましょう。一文を60文字以内におさめるとすっきりとした文章になります。

 

 

2.同じ語句を繰り返さない

文章内で同じ語句を何回もリピートすると、つたないイメージを与える場合があります。語句が被らないよう文章の構成や表現を工夫しましょう。

 

当院では、後期高齢者医療健康診査を実施しており、がん検診、ピロリ菌検査に対応しており、生活習慣病の早期発見を目的にしています。

当院では、後期高齢者医療健康診査を実施しております。生活習慣病の早期発見を目的に、がん検診、ピロリ菌検査を受けることが可能です。

 

 

また、文末の「~ました」「~します」「~できます」についても、同じ表現を繰り返すと稚拙で単調な文章になってしまいます。

 

今回は〇〇院長に、当院に新しく導入された最先端のMRIの詳細についてインタビューしました。国内では当院が初めて導入しました。従来のMRIと比較してなにが変わったのか伺いました。

当院は最先端のMRI装置を国内で初めて導入しました。従来のMRI装置と比較してどのように進化したのか、〇〇院長にインタビューしました。

 

文末表現は文章のイメージを大きく左右するので、バリエーションを持たせて使い分けましょう。

 

 

3.専門用語はだれが見ても理解できるように書く

病院広報誌のメイン読者は、患者様やそのご家族、地域の住民です。医療従事者なら誰もが知っていることでも、一般の読者からすると専門用語ばかり並んだ文章は理解できません。なるべく使用しないか、誰が読んでもわかるよう易しい言葉で書きましょう。どうしても専門用語を使用する場合は、欄外などに注釈として補足説明を入れることをおすすめします。

 

今回は言いたいことが伝わりやすくなる文章の書き方を3つ紹介しました。少しの工夫で、文章は一気に読みやすくなります。最初は書くことが苦手でも、書いていくうちに表現の幅が広がり、伝えたい情報と伝えなくても良い情報などの取捨選択も自然とできるようになっていきますよ。