BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

病院広報誌の制作にあたって、他院の広報誌を参考にしているというご担当者さまもいらっしゃるのではないでしょうか?
よくあるコンテンツには院長挨拶、医師や入職したスタッフの紹介、栄養士の健康レシピなどがありますが、
他院と差別化するためにはどうしたらいいのでしょうか?
今回はそのヒントをまとめてみました。
制作に正解はありません。試行錯誤をしながら貴院ならではの広報誌を作っていきましょう。

 

差別化のアイデア1 強みや魅力を伝える


新たに専門医による診療をはじめた、最新の設備を導入している、改築工事を行ったなどはもちろん病院広報誌の掲載候補になります。
しかし、発行するたびに大きな出来事があるとは考えにくいものです。
そこで貴院の強みや魅力をするためにおすすめなのが、病院で働くスタッフにスポットを当てた記事の掲載です。
貴院の専門分野、得意としていることといった医療の質という観点に加え、
どのようなスタッフがいるのか、スタッフ間における共通の想い、病院の理念や指針を交えながら紹介することで、読者に対して安心感や信頼感を与えることができます。
また、掲載する写真もちょっとした工夫で魅力を伝えることができます。
医師紹介で掲載する写真であれば、証明写真のように背景が何もないものではなく、働いている姿にしてみるのはいかがでしょうか。
きっと病院広報誌を手に取った人の印象も変わることでしょう。
背景の工夫であれば、病院の外観、テラスに咲いている桜、診察室や手術室など院内の風景が分かると、院内の様子や雰囲気を伝えることができます。

 

差別化アイデア2 病院の歩みを紹介する


これまでの歴史や実績について紹介するのも一案です。
読者に親しみを持ってもらうきっかけにしていきましょう。
創立から現在までの出来事を年表形式にして簡潔にまとめると、読み手の負担を軽減できます。
また、創立者や初代院長がどのような想いを持っているのか、働くスタッフの皆さんにどのように受け継がれているのか、
病院理念にかかわる内容は文章としてしっかり掲載するなど、
内容に合わせて見せ方にも変化をつけるといいでしょう。
創立当初の建物や院内の様子などが分かる写真が残っていれば、掲載することをおすすめします。
文章、写真、図表などを組み合わせて、見た目にも印象に残る誌面をつくってみましょう。
読者を飽きさせない工夫も大切です。

 

広報活動は本業ではないから…と、つい発行が途絶えてしまうケースも見られます。
定期的な情報発信を継続することこそ、他院との差別化になります。
その一つの手法として病院広報誌を活用してみてはいかがでしょうか。