BLOG 『広報誌づくりの困った!を解決』

患者さんや地域の住民に向けて発行している病院広報誌の場合、自院の取り組みや行っている医療サービス、病気や健康のための正しい情報を提供し、地域の一員としての役割を果たしながら、最終的には集患につなげるという目的をもっています。

 

専門的で難しい内容は
わかりやすさを意識して

 

広報誌として重視すべきポイントは、当たり前ですが「読者に読んでもらえること」です。患者さんや地域の住民は医療の専門家ではないため、難しい医療用語が多用されているような専門的すぎる内容の記事は、読むのを敬遠されてしまう可能性があります。さらには、難しい内容の記事ばかりが掲載されているという印象が定着してしまうと、広報誌そのものを手に取っていただく確率がぐんと減ってしまいます。それでは、何のために広報誌をつくっているのか…ということにもなりかねません。

そうした事態を防ぐためには、専門的な内容であってもできるだけわかりやすい文章や表現を心がけることが重要です。そして、写真やイラストなども随所に入れるなどの工夫が必要になってきます。

 

読者が毎号楽しみにする
記事を盛り込みましょう

 

もうひとつ重要なのが、記事の硬軟のバランスです。専門的な病気のお話や病院からのお知らせだけではなく、読者である患者さんや地域の住民が毎号読むのを楽しみにしてくれるような”箸休め”的な記事を意識して盛り込むことが必要になってきます。

どんな記事を作ればいいのかと思われるご担当者様に、少しアイデアをお伝えします。例えば、下記のような記事が考えられます。

●その1

<タイトル>

医療スタッフの七つ道具を大公開!

<内容>

各科の医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学技士など、医療スタッフの皆さんの”七つ道具”の紹介とその解説をする記事です。道具というイメージしやすいものを通して、医療スタッフのお仕事や医療サービスへの理解を深めることが狙いです。なお、同じ職業でも、科の違いや個人の好みなどによっても愛用道具は違ってくるもの。紹介者の撮った道具の写真と解説文を付ければ、その人となりも出て楽しく読める記事になります。

 

<サンプル>

「新人薬剤師の七つ道具」であれば、以下の道具が入ってくるかもしれません。サンプルのテキストをご紹介します。

 

 

①②メモ帳とペン…新人は毎日覚えなくてはいけないことだらけ。上司の言葉は聞き逃さずすべてメモします。

③ハサミ…錠剤のヒートを切ったり、箱を開けたりするときに。ポケットに入れています。
④電卓…錠剤を数えるとき、散剤を量るときなどに重宝しています。ミスは許されません!
⑤治療薬事典…治療薬について調べたいときにさっと取り出して確認します。頼りにしています!
⑥爪磨き…患者さんを不快にさせないように爪も清潔感を大事にしています。清潔第一です。
⑦ハンドクリーム…薬の箱や袋を開けたり、調剤したり。手作業が多いので、手の乾燥は悩みのタネ。

●その2

<タイトル>

楽しみながら脳トレ! 言葉あそびクイズ

<内容>

言葉あそびクイズは、ちょっとした時間に楽しんでもらう記事にぴったり。脳の働きを活性化させるので、認知症の予防にも効果が期待できます。ぜひオリジナルのクイズを作成してみてください。

 

<サンプル問題>

カタカナの並び替えクイズです。5文字のカタカナを並び替えて、「病院」「医療」「健康」などに関係する言葉にしてください。答えに言葉の意味や解説を入れると、医療用語の知識が深まって喜ばれるかもしれません。

 

※答えはブログの最後にあります。

 

病院広報誌は読者である患者さんが読んでくれてこそ。患者さんやご家族、地域のたちがどんな情報を必要としているのか、どんな情報なら病院に親しみを感じてくれるのかということを改めて検討して、発行を毎号楽しみにしてもらえる広報誌にしていきましょう。

 

 

<サンプル問題の答え>